2011年07月

次は、ウォーターポンプ交換です。

特に異音があったわけじゃないし、ここに付いてるから、他の作業と干渉しないけど、、、
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やっぱり、エンジンを下ろした時にやっとかないとね(汗

で、カバーを取ると、こんなん。
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パッと見、右側の大きなギアが邪魔そうですが、ウォーターポンプの形がそこを回避するように凹んでいるので、取り外す時は、左側の2本のボルトを外せばOKです。

こちらが新旧の部品。
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茶色の方が新品です。
両者を比べても、特に大きな違いは無いんですが、やはり10万キロだったので念のため交換しました。

取り外した側は、こんな風にぽかーんとしてて、
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反対側は、こんな風に穴が空いていて、ここに金属製のパイプが繋がっているんですが、、、
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これが曲者!!
エンジンの裏側、エグゾーストの下とターボの間に挟まってしまって、どうしても外せないんです。
ここのOリングを交換したいだけなのに、たったこれだけの量さえ動かせず、、、
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結局、エグゾーストとターボも外すハメに(涙
またひとしきり設計者に愚痴を言わざるを得ない状況ですわ、、orz


ウォーターポンプの交換作業そのものは簡単だけど、ギヤは再利用しなければならず、その同芯で回ってしまうナットを外さなくてはならないので、 この作業にはインパクトレンチがあった方が良いですね。

で、当然ここも新しいガスケットに換えて、カバーを付けて完了。
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これでまた、10万キロの間、エンジンを守ってくれることでしょう〜

よくファンベルトと言われますが、パーツマニュアルによるとアクセサリーベルトと言うそうです。
って、どうでも良い話しですね(笑)


タイプ4のアクセサリーベルトは、長〜い一本物です。

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画面右上から順に、パワステポンプ、オルタネーター、エアコンコンプレッサーの三つを一本のベルトで回しています。
その途中にあるのが、テンショナーと折り返し用のプーリーで、その長さはタイミングベルトと比べるまでもなく、驚くほど長いですね!


でもまあ、一本のお陰で、交換はいたって簡単。
まずメガネレンチを使ってテンションを緩め、六角レンチ等を差し込んで固定しちゃえば、簡単にベルトが外せます。
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付ける時も同様で、ベルトとテンショナーを付けて、メガネレンチでテンションを緩めて固定用のピンを抜けば終了!

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いや〜、タイプ1のように、パワステポンプそのものを動かしてテンションを張ったりしなくて良いので、ここは本当に楽ちんになりましたね。

着々と綺麗になっていくこの時、幸せで〜す。

タイミングベルト交換です。

これがエンジンの右側、タイミングベルトとファンベルトの現状です。

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荷物が届いたときに、タイミングベルトが短いな〜と思ったんですが、開けてびっくり、クランク軸に直接掛かっていない構造なんですね。こんなの初めて見ました。

ベルト類とカバーを外すと、、、

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クランク軸からギア駆動で中央の小さいスプロケットを回していて、なんだか昔のバイクのエンジンを思い出す構造です。
でも、確かにこの方が 、ベルトへの負担は少ないかもしれませんね。

ちなみに、左下のギヤがウォーターポンプを、右上のが燃料ポンプ(燃料を圧縮するポンプ)を回しています。


で、ベルトだけさっと交換して、、、、なんて甘くなく、残念ながらシールからのオイル漏れを発見。
まあ、10万キロでは仕方ないですね。
ちなみに、スプロケットより上のオイルは、ヘッドから流れ落ちてきたもの。
タイミングベルトにも、結構掛かっていたようで、、、、切れなくて良かった〜

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クランクプーリーのシールからも漏れを発見!
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 ルノーお得意のプラスチック製ベアリングプーリーもグリスが出ちゃってて、、
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この辺をごっそり交換です。

で、タイベル交換時に大切なのは、タイミングベルトを外してる間にカムシャフトとクランクが回転しちゃってタイミングが狂ったりしないこと。
そこで本当はSST(特殊工具)が必要なんですが、当然そんなものは無いので、 適当に作りました。
5mm厚のアルミ板に2箇所の切り欠きを作って、カムシャフトの凹部に填めて回転防止です。

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これで回転しないハズですが、それでも心配なので、いつも通りマーキングもして、ベルトの山数も数えておきます。

ちなみに本物のSSTは、単純な回転防止だけじゃなくて、テンショナーの張り具合を計るものが付いているんですが、さすがにそこまでは無理だったので、これで我慢。
テンショナーの張り具合は、別の基準でも出来るので、これで十分でしょう。

 ベルトの新旧はこんな感じで、
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ベアリングプーリーも新しい方はピカピカです。
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当然ガスケットも新品を用意します。う〜ん、こういう時が幸せ(笑)
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シールを交換したカバーをかぶせます。
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これで、ここからのオイル漏れも無くなるはずです。

そして新しいベルトを付けて、テンショナーを装着〜
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この頃のルノー製としては標準的なテンショナーみたいなんですけど、ちょっと変わってますよね。
張り具合の調整は、表面の板を六角レンチで引っかけて反時計回りに回して、奥の矢印型の板と切り欠き部分を合わせるようにして行います。
この調整方法は、特に不思議じゃないんだけど、不思議なのはボルトで固定した後もテンションが変わるんです。
クランク軸をグルグル回してベルトを動かすと、矢印プレートがゆらゆらと動く=ベルトの位置によってテンションが変わるみたいです。
まあ、今時の車は難しいので、僕の頭では理解不能、、、そういうもん!って思うのが幸せですよね(笑)

とまあ、こんな感じでタイミングベルト交換は無事終了です。
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で、いつも思うことなんだけど、、、、

やっぱりあちらの人達は、エンジンを下ろすことしか考えてねーなー! !!
いい加減、整備効率も考えて設計してよね〜

つくづく人種は多様だと思いました。

いや〜、、、この報告をしようかどうか迷ったんですが、、、

「人間正直じゃなきゃいけない」という、有り難い親の教えに逆らえず、告白します。


 油まみれのインテーク周辺は、その中もえらいことになってました。

こちらがインタークーラーとインテークマニホールドの間にあるEGR(排気再循環装置)。
排気ガスの一部を吸入エアに混ぜることで、排気ガスを綺麗にする技術で、、と、詳しくはこちらで勉強して下さい(笑)
http://ja.wikipedia.org/wiki/排気再循環

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見ての通り、インテーク付近からのオイル漏れでオイルまみれ!
そのオイルを吸ってしまっていたようで、、、


こんなことになってました(涙)。

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排気ガスが入ってくる側と弁にこってり、びっしりと付着したダスト。

この弁は、写真左上のアクチュエーターで開閉する仕組みになってますが、当然のようにまったく動かず、、、何コレ?って感じです。


更に分解すると、EGRの惨状が〜〜

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 もう、どこに何があって、どういう構造かすらわかりません!
が、とにかくこの辺の装置はまったく意味を成していないことだけは理解出来ます。。。

そして、この状態の中を通り抜けた空気が燃焼していたことも、、、そりゃ、踏み込んだ時に「煙幕みたいな」排気ガスが出るわけだね、、orz



と、しばらく落ち込みましたが、ネットで調べたり、師匠に話を聞いてみると、EGR周辺のダストはよくあることだし、ディーゼル10万キロともなれば、こういう状態ってのも珍しいことじゃないみたいですね。
まあ、ここまで酷くなった原因は、インテーク付近から漏れたオイルをここから吸っちゃっていたからだと思うので、とりあえずキチンと取り除いて、インテークもしっかり組み付ければ、とりあえず20万キロまでは大丈夫でしょう(笑)。


と言う訳で、作業再開です。

ダストは、オイルと排気ガスが混ざったもののようで、回りはねっとり、中はがっつり固形物になっているので、へらを使って取り除きます、、、 

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まさしくゴリゴリと削り落とします。
そして掘り続けること数時間、、、って大げさかな(笑)

じゃじゃ〜ん!EGRとご対面〜

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真ん中に真鍮の筒、右から出ている棒に蓋が付いていて、それを右の筒状のアクチュエーターで開閉する仕組みになっていました。
これだけダストを取り除けば、きちんと動いてくれるハズです。


次に弁の方、、、 あわわ、、、

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でも頑張って綺麗にしました!

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当たり前だけど、弁もきちんと開閉しますよ〜

で、今回の成果物は、山のようなダスト!

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捨てるのが勿体ないくらいでした(苦笑)。

次は、気分を新たにベルト類の交換をします〜。

下ろしてから、早1ヶ月、、、なかなか進まず〜、、、と言うか、思った以上に面倒なことになってます。
まあ、初めてのことなので、すべてが勉強ですけどね。

で、まずエンジンをエンジンスタンドにセットします。
チェーンに吊ったり、タイヤの上に下ろしたりすれば作業は進められるけど、スタンドにセットした方が格好良いし(笑)、力も入りやすいですしね。

ところで、エンジンスタンドなんて贅沢な!と思う人もいるんでしょうけど、最近って思ったよりも工具が安いんですよ。
ちなみにこのスタンドは、8千円強、、、。一生使えると思えば、十分安くないですか?と、嫁を口説きました(笑)。


さて、エンジンスタンドに載せるには、クラッチ側を空ける必要があるので、まずミッションを外します。
マニュアルには、「危ないから二人以上でやれ」と書いてあったけど、この日は一人で頑張りました。
ギリギリ一人でも大丈夫です(汗。
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ベアリングに少し錆が浮いてるくらいで、こちら側は結構綺麗。
デフ辺りにオイルがべっとり付いているけど、これはエンジン側から流れてきたオイルなので、特に問題無し。一安心です〜

そしてスタンドへ。
そうそう、今回新たに手に入れたのが、このエンジンハンガー。
右側のハンドルをグルグル回すとエンジンの角度を変えられるので、とっても便利!
でもね〜、さすがにこれだけ重いエンジンだと、吊った状態ではハンドルが強烈に重い、、、
軸受けベアリングが付くとか、もう少しきちんと作ってあるともっと良いですね。

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 さあ、では状態のチェック。

まずは、最大の目的であるインテーク辺り、、、何度見てもドロドロです(涙)。

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でも、よくよく観察してみると、基本的にはインテーク兼用のヘッドカバーからのオイル漏れのようなので、これなら致命傷じゃないですね。
地道にガスケット類を交換していけば、綺麗に直ると思います。

とりあえず最初は、、、、掃除かな(苦笑)

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