2007年07月

先々週、事務所の軒先でアゲハチョウが羽化した。

前々からサナギの存在には気付いていたので、楽しみにしていたんだが、、、、
残念ながら羽化に失敗し、羽が伸びきらない「飛べない蝶々」となっていた。

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生まれた日は、酷い雨。大粒の雨に打たれて駐車場で横たわっていた。
風も強かったから、サナギから出てすぐに飛ばされてしまったのかもしれない。

とりあえず、ランタナの咲いているプランターを室内に入れて、そこに乗せてしばらく様子を見たが、しわくちゃのままの羽は、やはり伸びず。

なぜに神様は、かくもむごい仕打ちをするんだろうと思ったんだが、その後の10日間、そのお陰で僕は「蝶々を飼う」と言う、珍しく楽しい日々を過ごせたのです。

そう、彼女は飛べないが故に、珍しい「手乗り蝶々」となってくれたのです。

役に立たない羽は邪魔なようで、なかなか花々の間をうまく動けません。
そこで手に乗せて花に近づけると、身を乗り出して密を吸います。

ストローみたいな口を目一杯伸ばしてせわしなく密を探して、美味しい蜜を探り当てた時には、とても幸せそうにじーっと吸います。
水も好きで、花にたまった朝露も好んで飲んでました。

子供達と近くの空き地や公園にも散歩に行きました。
いつも室内のプランターの上で過ごしている子にとっては、楽しい時間なのかもと。
その実、僕が楽しいんですが(笑)。

そういえば、チョウチョの習性として、同じ花から蜜を吸う、、、というのがあるかどうかわかりませんが、チョキちゃん(娘命名)は、最初に吸ったランタナの花の蜜を好んで飲みました。
散歩に出て、いろいろな花の蜜を吸った後でも、帰ってくるとプランターのランタナの蜜をむさぼるんです。
その様子が、我が家に帰って一安心!ってな感じに見えて、とても微笑ましい(笑)。

その様子を、鼻がぶつかるほど近くで見ることが出来るなんて、とても素敵でした。

丸まる口も、よく見ると先の方だけ柔らかくなっています。蝶の口って、漠然とストローのようになっていると思っていたんですが、実際は、小さく細い花の奥の方にするすると入っていき、その周辺で柔らかい先が舐めるように動きます。
タオルが水を吸うような、、、先っぽは、そんな感じに見えました。

飛べないのに、ことあるごとに羽ばたいて、住まいとなったプランターから落ちて地面でジタバタ。
その都度プランターに戻してやるのも日課になりました。
この周りには、トカゲや蜘蛛、雀などの外敵が多いですからね。


そして10日目の朝、プランターの横で、足を折りたたんで死んでいました。
昆虫って、なんの前触れも見せず死んじゃうんですよね。
まあ、こちらが分からないだけかもしれませんけど(笑)、悲しいというよりもびっくりでした。


名付け親の娘と二人で、近くの空き地に埋めました。
娘らしく、埋めた場所に小さな石を持ってきて「お墓」に。

悲しいことだけど、こういう経験からいろんなことを学んで欲しいな~と、親父くさいことも思ったりした日々でした。
命の大切さは、命でしか経験出来ませんから。


たった10日間の命でしたし、飛ぶことも繁殖することも出来なかった彼女ですが、とりあえず寿命は全う出来たのではと。
弱肉強食の摂理に従って、すぐに食べられた方が良かったのか、蝶としては珍しい人生を送って楽しかったのか、僕には全然わかりませんが、とりあえず僕は幸せにしてもらいました。
ありがとう。

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小さくても大きくても、生きていると言うことは、面白いです。

今頃なんですが、昨日現行のマツダ・ロードスターに初めて乗りました。
これ(今回、写真を撮るのを忘れてしまったので、すべてネットから拝借m(_ _)m)。
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普通の試乗じゃあ、この手の車の良さってわからないんで、誰か、、、と思っていたら、ディーラーの方が自分の車を好意で試乗させてくれるっていうんで、飛びつきました(笑)。

僕が以前乗っていたのは、初代のこれ。色もこの青色でした。
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この初代から数えると、もう18年くらい経つんですね~。
その頃とは、時代背景も技術も何もかもが違うんで、車として比較してもあまり意味はないと思うけど、ことスポーツカーという概念は不変。
未だにスーパー7が生きながらえている(失礼・笑)ように、「楽しい」という感覚での物差しで見てみようと思いました。


まず、幌のまま走り出すと、、、いきなり急ブレーキ!!ではないんだけど、そう感じてしまうほど、ブレーキのアシストが強い。
1tを越えたせいなのか、女性などにターゲットを広げたせいなのかわからないけど、とにかく、まずここで初代との違いに驚き、ちょっと残念な気持ちになる。

ブレーキが良く効くのは良いことなんだけど、効かせ方はいろいろある。
とりあえずこの速度で、この効き方というのは、極々普通乗用車的な雰囲気で、「止める」というよりも「止まる」という印象が強く、やる気満々のレーサー気取りのドライバーにとっては、肩すかしを食らう感じだ。

気を取り直して、ワインディングまでの市街地を走る。走る、、、走る、、、、
何というか、エンジンに色気が無い。
2000ccになったというのに、なんとなくトルク感も少なく、ただ回るという感じ。低速での印象は、「欠点は、つまらないエンジン」とまで言われた初代ロードスターにも劣るような気がしたほど。あちらの方が荒々しさがある分、救われていたかと。
まあ、よく言えば洗練された印象かな。

エンジンに関しては、オーナー自身が飛ばさない方なので、あまり当たりは出ていない状態かもしれないという話しだったけどね。



それでも、相変わらず気持ちよいミッションと、違和感の無いステアリングのお陰で走行には何の不足もない。
特にミッションは、わざわざ選んで乗るべきだと思うほど良い印象。お勧めです!
AT免許しか持たないアナタ!是非マニュアル免許を所得して、ロードスターに乗ってみるべし。


そしてしばらく走った後、ワインディングの手前でオープンに。
今では、センターロックを外すだけでバコッと開くのが便利~。ただ、空けた幌をロックするのに降りないと上手くできなかったのは残念。個体差があるのかもしれないけど、そのまま簡単にロックできると良いのになー。



で、念願のプチ・ワインディング!
もちろん人様の車なので、谷底に落ちるような失態は厳禁!だから、助手席の人も楽しめる範囲でのドライブなんですが、それでもロードスターはやはりロードスターということが確認出来ました。

エンジンの吹け上がりも、ブレーキのタッチも、やはりこの状況下では文句なし!
ハンドリングも丁度良いシビアさで、初代よりも落ち着いた印象。
安心してトラクションを掛けれたり、こちらの下手具合をうまくごまかしてくれるところなど、いかにもロードスターでした~。
もう、どんどんどこまでも走りたくなるこの感じ、やっぱりロードスターは良いですよ。


エンジンの印象がどうとか、ミッションの具合がどうとか、ブレーキの効きがどうとか、そういった個別の味ではなく、走ること全部をひっくるめてみれば、やはりこれは愛すべきロードスターであることに間違いないです。


そして帰り道、オーナーと他愛もない話しをしながら走らせてみて、「今時」の二面性に気付きました。
普通に走る時は、普通の車。飛ばすときは、スポーツカーという二面性。

今振り返ってみると、初代の頃は「普通に使える」という一面が「スポーツカー」に加わったんですが、今ではこれが「普通に乗れる」、すなわちドライビング感覚にまで及んでいると。
そう考えれば、あのブレーキセッティングもエンジンの印象も合点がいくわけです。

便利な世の中に、、、とついつい言ってしまいそうですが、そう言うほどに「便利」感は大きくなく、この辺がロードスターと他のスポーツカーと一線を期す部分ですね。
さすがマツダさん、わかってらっしゃる、ポン!という感じ(笑)



天の邪鬼な僕がこのロードスターを新車で買うことは無いと思うけど、やっぱり未だに人に勧める車No1です。
これよりも速い車や良くできた車はいくらでもあるけど、唯一、車に目覚めることが出来る車だと思います。


皆さん、是非機会が有れば、、、いや、是非機会を作って、ロードスターに乗ってみてください。
外から眺めているだけでも十分魅力的だけど、乗ってみるとさらにその良さがわかるはず。
僕のように、拝借しただけでも、その良さだけは味わえますよ!(笑)

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